3日の東京株式市場で、日経平均株価は反落し、前日より387円06銭(0・97%)安い3万9451円85銭で取引を終えた。下げ幅は一時600円を超えた。前日の米国株式市場で主要な株価指数が下落した流れを引き継ぎ、半導体関連株を中心に売りが優勢となった。
前日の米ニューヨーク市場では、求人や製造業受注といった経済指標が堅調だったことで、インフレ(物価上昇)が減速するとの観測が後退。景気を下支えする利下げが先延ばしになるとの見方が広がり、売りが先行した。また、米半導体大手インテルが受託生産事業の営業損失の拡大を発表し、株価を押し下げた。
東京市場でもこの流れが続き、アドバンテストや信越化学工業といった半導体関連株が売られた。また、ユニクロを運営するファーストリテイリングは、気温が低かった3月の春物商戦で苦戦したことが嫌気され、3%超の大幅安となった。
一方、3日朝に台湾で発生し…